CASE.7

こんな商品、見たことない!

お客様の種類:イラストレーターご利用事業の種類:ノベルティ用のオリジナル紙袋

西村謄写堂は、おそろしいくらいに雑食です。

一般的な印刷屋といえば、もくもくと紙を刷っているイメージだと思いますが、うちは、アニメの販促用のグッズだったり、お菓子のパッケージだったり、同人誌だったり、セレモニーのペーパーアイテムだったり…
印刷をベースにしたいろんなものを手がけているんです。
(好奇心が強いから、色々やっちゃうんです…)

[CASE.1]でもご紹介したのですが、できそうにないことも、つい手を出しがちなので、ありえないくらい薄い紙に印刷したり。その薄紙の印刷を、さらに発展させてみたのが、今回ご紹介するオリジナル紙袋です!

この商品の初お目見えは、インテックス大阪で開催された西日本最大の印刷系展示会「印刷DX展」でした。
こういった展示会にもよく参加するのですが、
やはり普通にブースを出すのではツマラナイ!
と思っちゃうのが西村流。

現地に印刷機を持ち込んで、オリジナルの紙袋に、来場された会社さんの社名をその場でプリントしたり。撮影した写真を袋に印刷したり。

まぁそこまでは印刷屋の範疇だと思いますが、
「展示会って、いろんな人が集まる喫茶みたいやなぁ」という自社内の声から、いっそのこと喫茶店やろか!とコーヒーやお茶を出したり(何屋や!)
まぁ、やっぱり雑食なんです。

今回のオリジナル紙袋の売り文句としては、いわゆるプラスティックの手提げ袋と形状は同じですが、素材が基本、紙なので、プラ削減になるTHE エコな商品!
うすい紙に耐水性と耐久性を確保しているので、プラの加工はしているのですが、一般的な袋に比べれば断然、使用量を抑えています。

さらに、素材が薄い紙なので、中が半透明で透けて見えて、商品のPRになったり、ちょっとシックで高級感のある雰囲気も醸し出してくれます。
そこに文字やイラスト、写真を好きなように印刷できるので使い勝手のいいアイテムではないかな、と。

実際、展示会に来られた方の反応も上々で、
「こんな薄い紙に印刷できるの!」
「こんな素材、初めて見た…」
と皆さん驚いていました。

そんな中、一人のイラストレーターの方がノベルティを入れる袋として使いたいとその場でオーダーしてくれました。
正直にいえば、通常のプラ袋に比べれば、単価も高いアイテムです。それなのにイラストレーターの方は迷われることなく、この袋を選んでくれました。

その理由ってなんだろう?
ずっと気になっていたので、納品したときに思い切って聞いてみました。
そのとき返ってきた答えが…

「他にないモノなので」

あぁ、沁みる一言・・・
西村謄写堂の雑食ぶりが報われた瞬間です。
もちろん、この袋にはエコだったり、機能性だったり、売り文句となる特性はあります。でも、人の心を動かすのは、やっぱりオリジナリティなんだなぁと。

そんな思い出深いデビューを飾ったオリジナル紙袋。
このたび、商品名も決まりまして。
その名も・・・
ジャン!「ヴェール・ベール」

「ヴェール」とは、結婚式で新婦さんがよく付けている顔や頭を覆うヘッドドレスのことですね。「ベール」は、印刷用語で透けて見える半透明の紙のことです。
その2つを合わせて、「ヴェール・ベール」。

この他にはない、唯一無二、唯我独尊、オンリーワンな(しつこい!)
「ヴェール・ベール」を今後もどんどんブラッシュアップしていきたいと思います!